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有馬記念

ファン選出による各馬が集うドリームレース・有馬記念(GI)の歴史や見所、過去の優勝馬データから、予想ポイントまでをまとめています。

競馬会のドリームマッチ・有馬記念

年末の風物詩として、競馬会のみならず、社会的な認知を得るに至ったドリームレース・有馬記念。この2500mにわたる重賞競走(GI)の歴史は、1995年当時の日本中央競馬会理事長であった有馬頼寧氏が、「暮れの中山競馬場で日本ダービーに匹敵する大レースを」と提案したことから始まります。

「出走馬をファン投票で選ぶ」という、当時としては他に類を見ない方式を採用し、第一回目は1956年に「中山グランプリ(なかやまグランプリ)」の名称で創設。翌年には、急逝した創設者・有馬理事長の功績を称えて「有馬記念」に改称され、現在に至ります。

有馬記念がドリームレースたるゆえんは、その選出方法もさることながら、クラシック競争を走り終えた4歳馬と、古馬にとっての最大目標である天皇賞(秋)を終えた馬がぶつかることにあります。

これまで、三冠馬ディープインパクトが国内で生涯唯一の黒星を喫した2005年、牝馬ながら1番人気の支持に応えたダイワスカーレットが優勝した2008年、引退レースとして出場したオルフェーヴルが圧倒的な強さを見せた2013年など、ファンの思い出に刻まれる勝負が繰り広げられてきました。

中央競馬で施行される競走では、2014年現在でジャパンカップに次ぐ高額の1着賞金2億円が設定されており、勝馬投票券の売上は日本一クラスを誇る有馬記念は、名実ともに日本競馬界の日本一決定戦というにふさわしいレースと言えるでしょう。

有馬記念~2000年以降の名勝負の数々~

有馬記念では今まで数々の伝説とも言える勝負が繰り広げられてきていて、今なおそれは続いています。

2000年以降の名勝負の数々をピックアップしましたので、一緒に振り返っていきましょう。

【2000年以降の名勝負】

  • 第44回(2000年)
  • 年間無敗記録のかかったテイエムオペラオーが有馬記念で勝利。

    これにより古馬王道完全制覇を達成。

  • 第50回(2005年)
  • 観客の殆どがディープインパクトの勝利を確信していた有馬記念だったが、

    ハーツクライがディープインパクト神話に土をつけて勝利。

  • 第57回(2012年)
  • ゴールドシップが残り800mの状態で、最後方から15頭をごぼう抜き。

    2着のオーシャンブルーと2馬身半差の圧勝。

  • 第58回(2013年)
  • 有馬記念で史上初の勝ち馬対決。力強い走りでオルフェーヴルが8馬身差で圧勝。

  • 第59回(2014年)
  • GI馬10頭という豪華なメンバーの中、好スタートから道中3番手追走。

    直線で一気に抜け出して、他の馬を振りきってジェンティルドンナが優勝。有終の美を飾る。

2000年以降だけで、これだけの名勝負が生まれてきています。どれもこれも競馬好きを熱狂させた名勝負ばかりです。

では、次は2016年の有馬記念の結果を見ていきましょう。

有馬記念データ

  • 開催日:12月下旬
  • 競馬場:中山競馬場
  • 距離:芝2500m
  • 賞金:1着2億円、2着8000万円、3着5000万円(2014年現在)
  • 出走条件:サラブレッド系 3歳以上牡馬・牝馬
  • 負担重量:定量(3歳55kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減)

中山競馬場の特徴

有馬記念のスタートは、外回りコースの終端部に近い位置にスタートがあり、最初の直線が200mしかなく非常に短いです。その後にすぐにコーナーがあるので、外側の馬には不利なコースになっています。

有馬記念史上、16番の馬が馬券圏内に入ったことは一度もないほどです。

2016年有馬記念レース結果

2500m、天候:晴、芝:右・良

本賞金:30000、 12000、 7500、4500、3000万円

着順

1位…サトノダイヤモンド タイム:2:32.6

馬番11、牡3、馬体重は502、負担重量55.0で騎手はC.ルメール。調教師は池江 泰寿。

2位…キタサンブラック タイム:2:32.6 着差はクビ。

馬番1、牡4、馬体重は536、負担体重57.0で騎手は武 豊。調教師は清水 久詞。

3位…ゴールドアクター タイム:2:32.7 着差は1/2馬身。

馬番2、牡5、馬体重は498、負担体重57.0で騎手は吉田 隼人。調教師は中川 公成。

払戻金

払戻金は

  • 単勝…260円
  • 馬連…440円
  • 馬単…770円
  • 複勝…馬番11→120円、馬番1→120円、馬番2→200円
  • 3連単…3,940円

など。

勝馬 サトノダイヤモンドの情報

父にディープインパクト、母にマルペンサを持つ3歳馬。

戦績:8戦6勝

獲得賞金:674,964,000円

過去の優勝馬

回(年) 優勝馬 性齢 タイム 騎手 調教師
第60回(2015年) ゴールドアクター 牡4 2:33.0 吉田隼人 中川 公成
第59回(2014年) ジェンティルドンナ 牝5 2:35.3 戸崎圭太 石坂正
第58回(2013年) オルフェーヴル 牡5 2:32.3 池添謙一 池江泰寿
第57回(2012年) ゴールドシップ 牡3 2:31.9 内田博幸 須貝尚介
第56回(2011年) オルフェーヴル 牡3 2:36.0 池添謙一 池江泰寿
第55回(2010年) ヴィクトワールピサ 牡3 2:32.6 M.デムーロ 角居勝彦
第54回(2009年) ドリームジャーニー 牡5 2:30.0 池添謙一 池江泰寿
第53回(2008年) ダイワスカーレット 牝4 2:31.5 安藤勝己 松田国英
第52回(2007年) マツリダゴッホ 牡4 2:33.6 蛯名正義 国枝栄
第51回(2006年) ディープインパクト 牡4 2:31.9 武豊 池江泰郎
第50回(2005年) ハーツクライ 牡4 2:31.9 C.ルメール 橋口弘次郎
第49回(2004年) ゼンノロブロイ 牡4 2:29.5 O.ペリエ 藤沢和雄
第48回(2003年) シンボリクリスエス 牡4 2:30.5 O.ペリエ 藤沢和雄
第47回(2002年) シンボリクリスエス 牡3 2:32.6 O.ペリエ 藤沢和雄
第46回(2001年) マンハッタンカフェ 牡3 2:33.1 蛯名正義 小島太
第45回(2000年) テイエムオペラオー 牡4 2:34.1 和田竜二 岩元市三
第44回(1999年) グラスワンダー 牡4 2:37.2 的場均 尾形充弘
第43回(1998年) グラスワンダー 牡3 2:32.1 的場均 尾形充弘
第42回(1997年) シルクジャスティス 牡3 2:34.8 藤田伸二 大久保正陽
第41回(1996年) サクラローレル 牡5 2:33.8 横山典弘 境勝太郎
第40回(1995年) マヤノトップガン 牡3 2:33.6 田原成貴 内藤繁春
第39回(1994年) ナリタブライアン 牡3 2:32.2 南井克巳 大久保正陽
第38回(1993年) トウカイテイオー 牡5 2:30.9 田原成貴 松元省一
第37回(1992年) メジロパーマー 牡5 2:33.5 山田泰誠 大久保正陽
第36回(1991年) ダイユウサク 牡6 2:30.6 熊沢重文 内藤繁春
第35回(1990年) オグリキャップ 牡5 2:34.2 武豊 瀬戸口勉
第34回(1989年) イナリワン 牡5 2:31.7 柴田政人 鈴木清
第33回(1988年) オグリキャップ 牡3 2:33.9 岡部幸雄 瀬戸口勉
第32回(1987年) メジロデュレン 牡4 2:33.9 村本善之 池江泰郎
第31回(1986年) ダイナガリバー 牡3 2:34.0 増沢末夫 松山吉三郎
第30回(1985年) シンボリルドルフ 牡4 2:33.1 岡部幸雄 野平祐二
第29回(1984年) シンボリルドルフ 牡3 2:32.8 岡部幸雄 野平祐二
第28回(1983年) リードホーユー 牡3 2:34.0 田原成貴 服部正利
第27回(1982年) ヒカリデユール 牡5 2:36.7 河内洋 須貝彦三
第26回(1981年) アンバーシャダイ 牡4 2:35.5 東信二 二本柳俊夫
第25回(1980年) ホウヨウボーイ 牡5 2:33.7 加藤和宏 二本柳俊夫
第24回(1979年) グリーングラス 牡6 2:35.4 大崎昭一 中野隆良
第23回(1978年) カネミノブ 牡4 2:33.4 加賀武見 阿部新生
第22回(1977年) テンポイント 牡4 2:35.4 鹿戸明 小川佐助
第21回(1976年) トウショウボーイ 牡3 2:34.0 武邦彦 保田隆芳
第20回(1975年) イシノアラシ 牡3 2:38.1 加賀武見 浅野武志
第19回(1974年) タニノチカラ 牡5 2:35.9 田島日出雄 島崎宏
第18回(1973年) ストロングエイト 牡4 2:36.4 中島啓之 奥平真治
第17回(1972年) イシノヒカル 牡3 2:38.5 増沢末夫 浅野武志
第16回(1971年) トウメイ 牝5 2:36.0 清水英次 坂田正行
第15回(1970年) スピードシンボリ 牡7 2:35.7 野平祐二 野平省三
第14回(1969年) スピードシンボリ 牡6 2:35.1 野平祐二 野平省三
第13回(1968年) リュウズキ 牡4 2:46.2 森安弘明 矢倉玉男
第12回(1967年) カブトシロー 牡5 2:39.7 大崎昭一 久保田彦之
第11回(1966年) コレヒデ 牡4 2:37.0 保田隆芳 尾形藤吉
第10回(1965年) シンザン 牡4 2:47.2 松本善登 武田文吾
第9回(1964年) ヤマトキヨウダイ 牡4 2:45.1 梶与四松 稲葉幸夫
第8回(1963年) リユウフオーレル 牡4 2:42.5 宮本悳 橋本正晴
第7回(1962年) オンスロート 牡5 2:44.4 山岡忞 中村広
第6回(1961年) ホマレボシ 牡4 2:40.8 高松三太 稗田敏男
第5回(1960年) スターロツチ 牝3 2:44.5 高松三太 松山吉三郎
第4回(1959年) ガーネツト 牝4 2:50.9 伊藤竹男 稗田敏男
第3回(1958年) オンワードゼア 牡4 2:49 1/5 八木沢勝美 二本柳俊夫
第2回(1957年) ハクチカラ 牡4 2:49 0/5 保田隆芳 尾形藤吉
第1回(1956年) メイヂヒカリ 牡4 2:43 1/5 蛯名武五郎 藤本冨良

管理人コメント

投票方式で選出された3~7歳の各馬が、一堂に会する有馬記念。過去10年を年齢別成績でみると、勝ち馬は「3~5歳」から多く出ており、特に優勝争いは「5歳以下」の馬が中心になっています。

一方、成績別にみると、夏以降に成長した馬に比べて、春シーズンから高い実績を保持していた馬の方が、より好走する可能性が高い結果が出ています。また馬番別では、はっきりした傾向はないものの、「4~6番」の3着内率が40%近い数値を誇るなど気になるデータも。やや内寄りの馬番が好走するケースが多いようです。

オッズによってレース結果の傾向が見える

過去10年間の単勝オッズを見てみると、単勝2.9倍以下の馬ほとんどが連対(2位までに入ること)を果たしている状態となります。

また、オッズが7.0~9.9倍のエリアが好成績を残しています。反面、5.0~6.9倍のエリアや10.0~14.9倍のエリアから、3着以内に入った馬がいないというのも特徴的です。

20.0~49.9倍エリアでも3着内の馬が数体出ているため、高倍率の狙い目となるでしょう。

前走レースにも要注目!

過去10年の出走馬の前走レース別に成績を調べてみると、3着以内馬の大半は前走で国内外のGI に出走していました。

前走がGⅡの馬の場合、左回りのGⅡであれば3頭が連対していますが、右回りのGⅡの場合は3着以内に1頭も入っていません。そのため、データから見ると前レースがGIで、かつGIで好走をしている馬が優勢といえます。

管理人としては、こういった過去戦績の傾向データに加えて、リアルタイムに近い「現在」をつかむための手段として、競馬予想サイトの活用を提案します。もちろん、長年の競馬ファンだけでなく、興味本位で始めてみたという方も、面倒な情報収集の手間がかなり省けるのでおすすめです。

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